[PR]テレビ番組表
今夜の番組チェック

国指定重要文化財

丸沼堰堤

平成15(2003)年12月25日指定

施設名称 丸沼堰堤(まるぬまえんてい)
設計者名 物部長穂
施工者名 鹿島組
建築年  昭和3(1928)年着工・昭和6(1931)年竣工
構造 バットレス式鉄筋コンクリート造(高欄付)
階数  
所在地 群馬県利根郡片品村大字東小川字根子
備考

◇堤長88.2m・堤高32.1m
◇導水路・上流側コンクリート造擁壁及び下流側左岸石造擁壁附属
◇指定基準:(二)技術的に優秀なもの          
丸沼堰堤が国の重要文化財に指定された主な理由            
1 全国でも数少ない大規模なバットレス構造の堰堤であること。
2 建設後72年を経過しているものの、建設当時の形状を維持し現在も水力発電設備として使用されていること。
◇東京電力の呼称:東京電力群馬支店渋川支社沼田制御所所管『一ノ瀬発電所丸沼ダム』

 丸沼堰堤は、利根川水系小川の上流域に昭和6(1931)年当時の上毛電力株式会社が建築した発
電用の堰堤で、昭和初期に全国で8基のみ建設されたバットレスダムという形式である。現存する同型
堰堤6基の中では最大の規模を誇り、標高約1430m地点の厳寒地という悪条件下で、70年以上に
渡って丸沼を堰き止め、水力発電用堰堤として利用されている。  
  丸沼堰堤のバットレス形式は、土木構造物への耐震設計導入で有名な内務省土木試験所長の物部
長穂の基本設計によるもので、昭和初期の我が国の土木建設技術が世界水準を超えて先進的な技
術開発に挑戦した代表例ともいえる。  
  現在の丸沼堰堤は長期にわたる利用のために何度かの改修を経ているが、いずれの工事も当初の
設計意図と構造形式を尊重したものであり、外観や基本的な構造躯体は往時の技術水準を現在によ
く伝えている。

◇バットレスダム(堰堤)とは?
水をせき止めるための鉄筋コンクリート製の遮水板と、その水圧を支えるための鉄筋コンクリートのバ
ットレスと呼ばれる扶壁(水圧を支えるための壁)からなるダム(堰堤)のこと。

参考文献一覧
◇国指定文化財 データベース( http://www.bunka.go.jp/bsys/searchlist.asp )
◇TEPCO:群馬支店│丸沼ダム( http://www.tepco.co.jp/gunma/guide/marunuma-j.html )

ホームへ戻る